今回も又、幹事の奥村様,井手口様には大変お世話になり有り難うございました。
京の都から西へ三里、愛宕山の麓、石垣と立派な家並みがとみに美しく趣のある山里。愛宕山の伏流水と寒冷な気候が醸し出す薫り高い柚子を育み日本一の柚子の発祥の地、水尾の里。
水尾荘の主人に伺うと、この土地は昔は山城、丹波を結ぶ要所で後に「水尾天皇」と呼ばれた清和源氏の祖「清和天皇」ゆかりの歴史的にも高貴な土地とのこと。
又、水尾の柚子の木は種をまいて育てることから実がなるまで18年位要するとか。徳島始め他の土地は枝をもらっての継ぎ足し法で、わずか3,4年で実がなる由、手抜きは手抜きだけのもの、最高のものは作れないの教訓と聞き入っていました。
世が世なら私などは、踏み入れることも許されなかった水尾の里で、松尾様の格別なお世話を得て洛游会の素晴らしい仲間と、心ゆくまで杯を交し合えたことは望外の幸せでした。
極めつけは柚子風呂にて腹を見せ合い(皆さん、白い腹で、黒い腹はいらっしゃらなかった)風呂の中でも大いに盛り上がっていました。裸の付き合いよろしく、会の絆も一層強固になり本当に有意義な時間を過ごすことができました。
最後に、松尾様には、お世話を頂いた上に、芳醇な柚子の香りが漂う日本一の柚子のお土産まで頂戴し有り難うございました。
尾倉様の話題を酒の肴に大いに盛り上がっていました,尾倉様、聞こえていましたか?
長谷川直